医療事務の資格種別による難易度の解説

資格別で難易度が違う!医療事務資格事情

医療事務の資格は段階制

これまで医療事務と縁のなかった人が、「医療事務の資格」と言われると、イメージされやすいのは、一番受験者数の多い「医療事務技能審査試験」のことを思い浮かべられるのではないでしょうか?医療事務の資格試験の中では一番ポピュラーで、特に2級は試験が毎月行われていることもあって、受験者数も多く、一番とっつきやすい資格だと思います。メディカルクラークという称号も、最近では、かなり広く知られるようになりつつある様子です。

しかし、医療事務の資格制度が段階制であり、上位資格になると難易度が高いことはあまり知られていないようです。医療事務には「医療事務の三大資格」と言われる資格制度があって、上位の資格ほど難易度も高くなっています。ここでは、そうした三大資格について見ていきましょう。

医療事務技能審査試験の合格率

医療事務技能審査試験は、2級が年間12回、1級は年間3回試験が行われています。2級に関しては、学校単位での受験も良く行われているため、受験者数が多いことで知られます。2級は、1級合格後、1年半以上の実務経験がないと受験資格を得られませんから、働き始めてから挑戦する資格ということになるでしょう。年間の受験者数は5万人を超えるといわれ、人気の高さがうかがえます。

医療事務技能審査試験の合格率は65%と言われ、「やや難」というところのようです。それでも、過半数以上が合格するのですから、受験者数を考えると、単純計算で3万人程度が毎年資格を手にしているということになり、非常に人気が高いといえます。

年間4万人が受験する、医療事務管理士

メディカルクラーク1級に合格した人が、次に目指すのが医療事務管理士の資格でしょう。こちらは、年間4万人が受験していると言われ、試験回数は、1か月おきに年6回、行われています。合格率は、54~61%と、実施年度によってややばらつきがみられるものの、「半数よりは、やや、多め」といったところでしょう。半数としてみても、年間、新たに合格する人は、2万人程度、ということになります。

医療事務管理士から、受験の科目も、医科と歯科の区分がなされます。医学全般に関する知識や、実務的な問題も出され、やや難しい試験と言われています。

難易度は最高ランク、診療報酬請求事務能力認定試験

医療事務の三大資格の中でも、もっとも難易度が高いのが、診療報酬請求事務能力認定試験です。こちらは、年間の合格率が、医科の受験者で30%程度、歯科の受験者になると20%にとどまっていて、年間の試験実施も2回のみ(7月と12月に実施されています)と、最難関といえそうです。

難しいと言われる理由の一つは、試験の出題範囲の広さも無関係ではありません。試験は、実技と学科に分かれていて、学科試験の項目は6項目もあります。まさに、医療事務のエキスパートの資格と言えるでしょう。